テニス愛好家の天敵、『テニス肘』。原因と治療法を解説!

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こんにちは。バズ・ライティンガーです。

本日はスポーツ傷害の第2弾、「テニス肘」についてまとめていきます。

テニス肘とは

テニス肘は、慢性的な疲労から肘に痛みが出る傷害のことです。

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)| Dr.KAKUKOスポーツクリニック

正式名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」と言いますが、テニス愛好家に多く見られることからテニス肘と呼ばれるようになりました。

バズ・ライティンガー
バズ・ライティンガー

長くて覚えづらいから”テニス肘”って呼んでるのかもね。

テニス肘の原因は?

テニス肘になる主な原因は慢性的な疲労です。ボールを打つ動作を何度も何度も繰り返しているうちにダメージが蓄積され、肘に痛みが現れるようになります。

上腕(肘から手首までの部分)には、短橈側手根伸筋(たんとうそくしゅこんしんきん)と呼ばれる筋肉があります。これは手首や指を使う動作で筋発揮が起きます。

モノを握ったりボールを打つなどの動作を繰り返した結果、短橈側手根伸筋に負荷がかかり、上腕外側上顆の腱に炎症が起きることで痛みが出るということです。

テニス肘のメカニズム

治療法とセルフケア

痛みが出る場所は肘ですが、治療を行う際には肘に付随している腱、筋肉をほぐしていくことが重要です。

テニス肘の場合、上腕の筋肉が硬くなることで腱が引っ張られて炎症を起こすので、腕のストレッチが有効です。

1 肘を伸ばした状態で手の甲を持ち、自分の方に引っ張る
2 反対に手の平を持ち、自分の方に引っ張る
3 上腕の筋肉を手でほぐしていく
この3つのストレッチをお風呂で行うだけで負担は軽減されます。特に初心者の方は力を入れて打ちすぎることが多いので、セルフケアは忘れずに行いましょう。
テニス肘のストレッチ方法と悪化しないやり方 | 整骨院の専門家が ...

いますぐ直したい!という場合は…

セルフケアだけでは治るまでに時間がかかってしまうので、手術で治療をすることも出来ます。

近年では「PRP療法」と呼ばれる治療法があり、エンジェルスの大谷選手やヤンキースの田中選手が行ったことから話題となっています。

PRP療法とは、自分の血液を採取し、血小板の濃度だけを高めたモノを痛みのある幹部に注射するという治療法です。

再生医療はここまで身近に!〜PRP療法によるひざ治療〜 | 富裕層向け ...

血小板は組織の修復力を高める効果があり、痛みの軽減や早期回復が期待できるとされています。もし、どうしても早く直したい!ということであれば一度試してみるのもアリかもしれません。

まとめ

  • テニス肘の正式名称は「上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)」
  • 上腕の筋肉が硬くなることで腱が炎症を起こし、肘に痛みが出る
  • 肘のマッサージではなく、付随している上腕の筋肉をほぐすことが大切
  • 早期回復にはPRP療法が有効

いかがでしたでしょうか。テニス肘はフライパンを振り続けている主婦など、テニスをしていない場合でも発症することがあり、全ての人が気をつけて欲しい傷害です。

前回紹介した「ジャンパー膝(膝蓋腱炎)」の際もそうでしたが、痛みが出ている患部へのケアだけでなく、痛みが発生する原因(筋肉)をケアすることが大切だということですね。

読んでいただき、ありがとうございました。

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