こんにちは。grow-upです。
”人間の本質とは物を考えることにある。”
これは外山滋比古氏著の『思考力』に登場するフレーズです。最近はaudio bookのyoutube広告でよく聞きますね。
この言葉は本当に大切なことで、思考をすることで効率が上がったり改善策を見つけたりと、他の動物とは一線を画した人間らしさの象徴と言っても良いでしょう。
学問だけではなく、スポーツの世界でも考えることは必須で、それをしなければ上達の速度が変わってくると有名アスリートも証言しています。
考えてはいけないモノ
しかし、時には”考えてはいけない時”があります。それは努力を習慣化される時です。
私は毎朝6:30ごろからランニングをしています。正直めちゃくちゃ眠いです。寝起きなので血糖値も低く、頭の中は二度寝をしたい欲求で満たされています。そんな状態でなぜランニングをすることが出来るかというと、考えていないからです。考えたらやらない理由はびっくりするほどたくさん出てきます。
- あと10分後にやればいい
- 足が痛い(気がする)
- 喉が痛い(気がする)
- 今日休めば超回復になるかも
- 明日倍走ればいい
- 今日の夜やればいい など
そうです。少しでも考えたら終わりなのです。言い訳の大量生産が始まります。モチベーションに一気にブレーキがかかり、よしやるぞ!には決して達しません。走った方が健康にいいけど疲れる、辛い、めんどくさい。この感情を論破することは不可能で、唯一の勝算は考えないことなのです。
朝起きたらとにかく外に出る。着替えをして少しでも思考する瞬間が生まれないようにあらかじめ半袖短パンをパジャマにし、ふと気づいたら走ってたという状態にすることが理想です。この作戦が功を奏し、開始2週間で今では習慣化することができました。
努力を習慣化させる作業が一番大変。はじめは辛いから。そこで重要なのは、あえて考えないこと。考えると必ず”やった方がいい”よりも”辛い”が勝ってしまうからです。
成果は行動からしか生まれません。全ての始まりは動くことから始まります。よく自己啓発本ばかり読んで何もしない人がいますよね。まずは深く考えずに行動をしていく中で、様々な改善策を試行錯誤をすることが外山先生の言う本当の「物を考える」なのでしょう。
蒔かぬ種は生えません。人生からは自分で蒔いたものしか収穫することは出来ないということです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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