あなたは「貼るだけで」ケガが治る魔法のテープがあることを知っていますか?
普通、ケガをした時に行うのは安静・冷やす・圧迫する・挙上するの4択。いわゆる『RICE』ですね。
R:rest(安静)
I:ice(冷やす)
C:compression(圧迫)
E:elevation(挙上)
ケガをした部位をあまり動かさないようにするということが基本的な考え方です。骨折した時もギブスで止めますよね。
今までは「固定する」ということが一般的で、テーピングに関しても伸縮性のないものが使われていました。
しかしある時、今までの常識を覆す伸縮性のあるテープが登場し、世界中を驚かせました。現在ではアスリートの間では当たり前に使われているモノ。発祥は日本だったんですね。
その名は『キネシオテープ』です。
キネシオテープとは、従来の伸縮しないテープとは異なり、ある程度の伸縮性を持つことで筋肉のサポートをする用途で作られたテープです。
伸縮率は人の筋肉や皮膚と同じ30〜40%で、キネシオテープを貼り皮膚を持ち上げることで体内に隙間が出来、リンパや血液の流れをスムーズにすることが出来ます。その結果、酸素や栄養が身体中に行き渡るようになるので、治りが早くなるのです。
キネシオテープの歴史
キネシオテープは1980年に加瀬建造によって作られました。
疲労やケガなどで本来の収縮・弛緩機能を失った筋肉をサポートするテープを作れないものかと、試行錯誤した結果誕生したものが「キネシオテックス」です。キネシオテープの正式名称は「キネシオテックス」なんですね。
キネシオテックスはKinesiology(運動療法学)が語源
通気性や粘着力を2年間考え続けた結果、商品化することに成功。当時テープは伸縮せず、固定する用途以外は考えられなかったため、革新的な商品でした。
キネシオテープの使い道
今やアスリートの中では一般的になったキネシオテープですが、一般の方にも活用出来ます。
疲れが取れない時、同じ姿勢を続けていて筋肉が凝り固まっている時、そんな時にキネシオテープを貼ると治りが早くなります。
使い方としては筋肉と同じ伸縮率なので、筋肉を伸ばした状態で貼っていくと効果的です。詳しくは専門書あるいはキネシオテーピング協会の動画を参照してください。
最後に
「なんか最近疲れ取れないな〜」
なんてことありませんか?そんな時はキネシオテープを活用してみてください。
貼るだけで治りがよくなる、そんな魔法のようなテープです。世界中で愛用されているキネシオテープが、日本人によって開発されたのは驚きですね。私もどんどん使っていこうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。