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名著『7つの習慣』解説!その⑤

こんにちは。バズ・ライティンガーです。

今日は『7つの習慣』解説第5弾です。

ビジネス書は今まで何冊か読んできましたが、実際はインプットだけでしばらくしてから「どんな内容?」と聞かれてもあまり答えられませんでした。しかし、こうやってブログの中でアウトプットすることで内容と要点が覚えやすくなり、とても効果的だなと感じています。

今後もオススメ図書は紹介していこうと思います。

理想的なインプット・アウトプット比は3:7と言われているくらいだからね。

「7つの習慣」その⑤ ”まず理解に徹し、そして理解される”

あなたは誰かから悩みや相談を受けたら、どうしますか?

先日こんなことがありました。

ある同僚から相談を受けました。内容は、「やりたいことがあるが今の仕事を続けていたら時間が取れないし、何より今の仕事に楽しさを見出せない。転職すべきか迷う」というもの。

自分としての意見やアドバイスはもちろん持っていましたが、あえてそれはせずに「うんうん、そうなんだ、大変だったね」と共感してあげることに徹することにしました。すると最終的に同僚はスッキリした顔で転職することを決心し、夢に向かって頑張っています。

もう同僚の中では答えは決まっていたんですね。問題を解決するというよりは、後押しが欲しかっただけだったんです。時として共感はアドバイスよりも効果的になることがあります。

「自分の答え」よりも「共感による傾聴」

私達人間は基本的に話すのが大好きです。何か相談を持ちかけられたら、自分の価値観や経験を元に「俺はこうしたぜ」や「こうすることが常識だ」などという自分の世界を通じて相手の世界を決めつけることが多いです。

「今の若い連中は…」という言葉はその典型と言ってもいいでしょう。

俺が若いころはもっとガツガツしてたぞ。なのに今の若い連中ときたら…

その考え、自叙伝的反応なのでパラダイムシフト(価値観の転換)が必要ですね。

自分の世界だけでなく、相手が世界をどう見ているのかを考えながら理解することが重要です。そうすることによって「自分の話を聞いたくれた」と信頼関係を築くことに繋がっていくのです。

「共感による傾聴」を身につけるためには?

共感による傾聴をするためには4つのステップがあります。

1.話の中身を繰り返す

「仕事をやめたいんだ」→「仕事をやめたいんだね」

2.話の中身を自分の言葉に置き換える

「仕事をしていても楽しくない」→「仕事に生きがいを感じないんだね」

3.相手の感情を反映する

「もう転職しようかな」→「心も疲れてるみたいだね」

4.自分の言葉に置き換えつつ、感情を反映する

「もう転職しようかな」→「仕事に生きがいも感じないし、心も疲れているみたいだね」

これらのステップを踏んだ後に、「自分としてはこう思うよ」と後押しをしてあげれば良い信頼関係を構築していくことができるはずです。

「共感による傾聴」を身につけるためには?②

先ほど紹介した4ステップも重要ですが、もっとも大切なのは「相手を理解したい」という感情です。

自分の考えで問題を解決させてやるという傲慢な考えではなく、相手がどう感じているのかということを第一に考えれば、信頼関係と共にwin-winの関係を作っていくことができるのです。

最後に

前回紹介したように、自分が優位に立とうとしすぎてはいけません。皆が幸せになるwin-winの関係を目指していくのです。

自分の経験談だけでアドバイスを言われても、「私の話を聞いてくれた」とはなりません。

結局は「何を言ったか」ではなく「誰が言ったか」によるものなのです。全ての習慣は人格の形成が基礎になっているんですね。

読んでいただき、ありがとうございました。

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