あなたは『7つの習慣』という本を知っていますか?
『7つの習慣』は1996年にビジネス思想家のスティーブン・R・コヴィーによって書かれたビジネス書で、全世界で3000万部売れた大ベストセラーです。会社の研修なんかで新入社員に配布する企業もあるほどです。
内容は自分が成長するために必要な習慣が7つ紹介されており、各パートかなり刺さる言葉が多く書かれています。
原作はかなり分厚く読むのに時間を要するので、1つずつ紹介をしていこうと思います。本日から毎日一つずつ、7日後にまとめを書きます。ぜひ読んでみてください。
目次
この本を読む前に覚えておいて欲しいこと
そもそもこの著書を読む目的は何か。それは「才能を開花させて成功を納めたいから」です。
成功をするためには人格を磨くことが重要だとコヴィーは述べています。小手先だけのテクニックに頼るのではなく、一人の人格者として信頼を得て、持続的に評価されることこそが真の成功だと。
そしてその人格を磨くために必要なことが日々の習慣なのです。スポーツで言えば練習ですね。その効果的な練習(習慣)が『7つの習慣』で紹介されているものなのです。
ですから7つの習慣はあくまで日々取り組むべき練習法であり、技術ではありません。7つの習慣をして直ちに効果が出るものではなく、毎日取り組んで初めて効果が現れると思ってください。
「こうすれば速く投げれる」という技術書ではなく、「こういうのが効果的」という練習メニューが書かれているというイメージですね。
投げ方知ってても練習しないと上手くならないもんね。
大前提!”インサイド・アウト”で世界を見る
学校の先生や上司に怒られて「俺が悪いわけじゃないのに」と思ったことありませんか?
また他人の行動をみて「あれは間違っている」と批判したくなることがありませんか?
人間は物事を自分が見たいようにしか見ていません。自分は正しいと思っていたことが実は違ったり、注意された時に納得できないことがあるのもそのせいです。この真理に気づけない人は成長を止めてしまうので注意が必要です。
注意しても言い訳ばかりで一切反省しない人が結構多いんだよなぁ…
インサイドアウトとは?
「自分の周り(アウトサイド)が変わらなければ自分(インサイド)も変わらない」という考え方が”アウトサイドイン”。
それに対して自分の見方や価値観(インサイド)を変えて、評価や結果を変えていこうとする考え方を”インサイドアウト”と言います。
この考え方が7つの習慣の前提として非常に重要な考え方であるとコヴィーは述べています。
私も今日上司に注意を受けたのですが、以前は「そんなことはない」と意地を張っていたところを「そういう考え方もあるし、客観的に見たらそうだったのかもしれない」と素直に聞けるようになりました。精神衛生上もオススメです。
『7つの習慣』その① ”主体的であること”
先日仕事に対して無気力気味の後輩の面談を行いました。すると彼はこう言いました。
「今の会社は自分の力量とマッチしていない。自分にはもっと頑張れる場がある。」
自分の力が発揮される場を探すことはいいことだと思いますが、結果を残せないことを環境や他人のせいにするのはお門違いです。そのことをわかっているはずなのに、そう考えている人は結構います。
成績が悪いのは学校のせい、上手くいかないのは遺伝のせい、どうせ自分はこうだからを決めつける。自分の人生は自分で切り開いていくしかないし、自分の行動によってしか成り立っていないのに、周りに責任転換をして受け身になっていませんか?
7つの習慣でまず重要だと書かれていることは”主体的であること”です。
影響の輪を広げる
主体的に行動すると言っても、自分が影響を及ばせないことに対して考えることが無意味です。雨が降っていることを悩んでも仕方がないように、自分が出来ること、自分が影響を及ぼせることから始めることが大切です。
例えば、健康に対する意識として運動をする。勉強のために本を読む。これは自分で行動することが出来る。そしてこの行動をすることによって、マラソンに挑戦する、資格を取る、といったより影響力が強い行動を生むことが出来るのです。
自分が変えられるのは”行動”だけ
ただ、自分で影響を及ぼすことが出来るのは行動のみになります。結果をコントロールすることは出来ませんから。
自分で行動を起こし続けて、徐々に成果が現れてくる。影響力が少しづつ増えてくる。その結果、成長し、成功を収めることに繋がる。個々の行動に責任を持つ意識が一つ目の習慣の礎となるのです。
自分の行動に対して責任を持ち、自分で行動することが良い習慣の第一歩であるということですね。
最後に
有名な塾に入ったから成績が上がるわけではなく、そこで頑張ったから成績が上がるわけです。
独学でも成績をあげることはいくらでも可能なのです。結局は「与えられた環境でどう振る舞うか」でしか人は成長出来ないのです。
読んでいただき、ありがとうございました。
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