こんにちは。本日鑑賞した劇場版コナン ベイカー街の亡霊について感想を書いていきたいと思います。
この作品は最新VRマシンの中で19世紀のロンドンが作り出され、その中の謎を解明しつつ、現実世界で起きた殺人事件のヒントを探るという2場面での謎解きが楽しめるものになっています。
19世紀ロンドンとなると、コナン君が大好きなシャーロックホームズの舞台となります。また現実に存在したジャック・ザ・リッパーも登場し、先の読めない面白い展開が繰り広げられます。
劇場版のコナンは数多くの人気作が誕生していますが、こちらはその中でも1、2を争う人気作。ファン投票でも2位を獲得しています。
その理由として、単なるトリックだけでなく”血縁”がテーマとなっているメッセージ性の強いものだからだと考えます。
最新VRを体験したのは有名人・著名人の子供たち。幼いころから甘やかされ苦労していない子たちがゲームを通じて精神的に成長していく様が描かれています。また、犯人はジャックザリッパーの子孫だったことを隠すことが動機をなった一方で、コナン君と(珍しく登場した)父親の絆が強く示されるシーンが数多くありました。
血縁があるだけでそれを利用したり毛嫌いするのではなく、信頼するものであると。どんな血が流れていようと自分は自分なのだと。
そんなメッセージを強く感じました。
それだけはなく、VR空間ということで普段の少年探偵団が殺されてしまったり、コナン君の必殺アイテムが使えなかったりとお決まりのパターンがないことも新鮮でした。
ちなみに、本物のジャックザリッパーは逮捕されておらず、迷宮入りになっています。凶器に付着していたDNAを鑑定した結果ポーランド人の理容店の男だったという記事もありましたが、実際のところ詳しいことは何も分かっていないそうです。
”クラシックは永遠だ”という言葉がありますが、昔の情景は色褪せることなく現代でも評価されています。新しいもの好きの筆者ですが、今度はひと昔前の作品をみて自分の細胞に取り入れて行こうと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
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