こんにちは。grow-upです。
現在新型コロナウイルスの影響で自宅待機を余儀なくされていることもあり、映画を多く見ています。何を見るかの判断材料として、ランキングを参考にする方も多いのではないでしょうか。今回はU-NEXTで1位となっている『コンテイジョン』を鑑賞しました。
コンテイジョンは2011年にスティーブン・ソダーバーグによって制作された致死率の高い感染症の脅威を描くスリラー映画です。コロナが流行する前はワーナーの映画検索ランキングで270位でしたが、2020年4月では2位に急上昇している今一番アツい映画で間違いないでしょう。
なぜこの映画が今一番アツいのかというと10年前に制作されたにも関わらず現在のコロナショック状況とあまりにも類似している為。
具体的には
などなど。ザッと出しただけでこんなに。作中では効能がある(と思われる)薬を求めて人が押し寄せるシーンがありますが、今のマスクを買い求める状況を彷彿とさせます。また、学校を休業にするという案に対して、「誰が子供を見るの?親は公務員だったり病院関係者だったりするのよ!」というセリフなんかは誰かがタイムスリップをしてソダーバーグ監督に伝えたとしか思えません。
”恐怖はウイルスより早く感染する”
これがこの映画のフレーズに使われていますが、作中ではインターネットでデマが流れたり、ワクチンを求めて暴動や誘拐が起きるなどウイルス以外の面での恐怖を描いています。このことも現在と似ていますね。むしろ、これからワクチンが開発された後の未来を描いているのかもしれません。
また、困難な状況の中でも懸命に治療や薬の開発を行っている医療従事者の姿からはシンプルに感謝の意が出てきました。あの人達がスト起こしたら終わりだなと。
私がこの映画の中でもっとも好きな場面はチーヴァー博士を演じるフィッシュバーンが握手のはじまりを少年に教えるシーンです。
接触感染の恐れがある為に握手も禁止されている中、チーヴァー博士は優先的に配布された自分のワクチンを同僚の息子に投与します。そして感染のリスクがないことを確認し、長らくぶりに少年と握手を交わすのですが、その際に
「握手のはじまりを知っているかな?相手に武器を持っていないことを知らせるためにやったんだよ。敵意がないのを示す為さ。」
こう教えるのでした。どの時代も、人と人との繋がりが大切なのは間違いありません。その中で、邪な感情なく、相手を迎え入れる気持ちを持って接することが重要です。(ウイルス付着の懸念は置いといて)今こそ手を取り合って協力し、現状を打破する方法を見つけて行きたいものです。
ここまで今の状況と似ている映画を10年前に作ってしまうソダーバーグ監督は天才だと思います。ここまでくると怖いレベル。やはりタイムマシンは存在しているんでしょうね。。。
私の評価としては星五つ!今からむやみに顔を触るのやめます。
読んでいただき、ありがとうございました。